1800リットルの大型電気温水器設置 その2
ハイこんにちは!
しばらく続いた晴天の日々から一転、今日は朝からまとまった量の雨が降り続きます。
時折豪雨になり雷鳴まで轟く始末。
この雨で気温が下がってくれれば申し分ないのですが、天気の回復とともに蒸し風呂のような暑さが戻ってくるのでは…と考えただけでゲンナリします。
さて、前回の「1800リットルの大型電気温水器設置」レポートの続きになります。
電気温水器を設置するための小屋に入るためにはチョットした段差があります。
段差をクリアした後も気が抜けません。
最後に温水器を固定するためのコンクリート敷台(高さ15cm程度)に載せなければならないのです。
段差はコンパネを被せてスロープにする事で意見は一致しましたが、それでも重量級の温水器を移動させるのは至難の業です。
「重量鳶」と呼ばれる方々にとっては”お茶の子さいさい”の作業だと思いますが、当社ではここまで巨大な機器を搬入することが滅多にありません。
さてさてどうやって重い温水器機を搬入していきましょうか…。
専門的な機材や技術の持ち合わせがないため、搬入方法に関しては、しばし思案する必要がありました。
そして、当社の工事班の班長がなんと40年ほど前(!)に現場で手伝ったことがある方法でトライしてみる事に!
重い大型温水器の下部をバールのテコの原理で持ち上げて、円柱の鉄パイプを温水器の下に滑り込ませます。
要するに温水器と地面の間に「車輪」を着けるというイメージですね。
これを「コロの原理」というそうですね。なんか可愛いコロ。
人類の祖先は、倒(たお)れていた木がそりの下で転がり、そりが軽く運べることに気づきました。これが「ころの原理」です。
その後、今から約3500年前、何枚かの板を組み合わせて円形にし、金具で止めた最初の車輪を発明しました。車輪は荷車などに使われ、それから滑車(かっしゃ)や歯車などに応用され、乗り物だけでなく、産業の発展の基となりました。
車輪をつけてしまえば、あとはバールによる「テコの原理」と組み合わせる事で、重い温水器を移動させることが出来そうです。
人類の祖先の知恵スゴっ!
テコの原理とコロの原理ヤバっ!
!!!
映画「父親たちの星条旗」でも描かれた「合衆国海兵隊記念碑」を思わせる男たち。
とはいえこの男たち、どこかの島を占領しようとしてる訳であるはずもなく、ただただ巨大な電気温水器を小屋に入れようと奮闘している図なのです。
↓ちなみにコレがその記念碑です。
うーむ。
ほぼ遜色無い…と言えなくもないですね。
むしろ誰かに石像を作って欲しいくらいの工事班の奮闘ぶりなのでした。
そして奮闘の結果、あと少しでスロープを登り切れそうです!
登り切った先にはメチャクチャ狭い入り口が待ってますけどね。
この勢いで一気にいっちゃいましょう!
しかし高温・高湿度の中での作業は、平均年齢高めの工事班の体力・精神力を容赦なく奪っていきます(大げさ)
という事で、最大の山場を目前にひと休みする事にしました。
あまり自覚はなくても相当の量の汗をかいている場合がありますから、意識的に水分・塩分・糖分を摂取して熱中症対策を行いましょう!
さて、作業再開。
入り口ドアの両脇の隙間はそれぞれなんと3cm未満!
ギリッギリじゃないですか!
この重い機器を繊細に制御しながら移動させるのは、思ったよりも大変な作業です。
バールとコロで焦らずゆっくり行きましょう!
!!
やった!小屋に入りました!
無事に敷台にも載せることが出来ました!
工事班の団結力と諸々の原理で、予想よりもかなり早い時間に難関をクリアできました!よかった!
続きは次回でレポートします!
ではまた次回!